1:宅建試験概要
宅建試験は毎年1回、10月の第3日曜日に午後1時~午後3時に行われる、50問・四肢択一式による筆記試験です。
日本国内に居住する方であれば、年齢、学歴等に関係なく、誰でも受験できます。
原則として、現在お住まいの試験地(都道府県)での受験となります。
2:宅建試験合格発表
原則として、11月下旬に発表されます。
試験に合格したら合格証書が送付されます。
合格証書は一生涯有効です。
3:登録実務講習
実務未経験の場合は登録実務講習を受講する必要があります。
ただし、2年以上の実務経験がある場合は不要です。
4:登録を受ける
登録実務講習を受講後、受験地の知事の登録を受けます。
「宅地建物取引士資格登録について」という、登録年月日と登録番号が記載されたハガキが届きます。
この登録も一生涯有効です。
5:宅地建物取引士証
登録を受けた後、宅地建物取引士証の交付を受けます。
合格発表から1年以上経過したら法定講習を受講する必要がありますが、1年以内であれば受講する必要はありません。
つまり、業界未経験の方ですぐに宅建業を開業したい場合、合格発表から1年以内に登録実務講習を受講→登録を受ける→宅地建物取引士証の交付手続きをするのがベストと言えるでしょう。
6:宅建業免許申請
- 新規で宅建業免許申請を行う場合、まず申請書類の作成を行います。
- 申請書類が揃ったら神奈川県建設業課宅建指導担当へ免許申請書類を提出します。
- 書類審査に係る標準処理期間は土日祝を除く30日です。
- 保証協会(事務所所在地の管轄支部)へ入会申し込みをします。
- 事務所の地区を管轄する宅建協会又は全日本不動産協会の支部による事務所調査/入会説明会が行われます。
- 代表者又は専任の取引士が立ち合い・出席する必要があります。
- 免許が下りましたら封書で免許番号が通知されます。
- 免許後3か月以内に保証協会へ入会金、弁済業務保証金分担金等を納付します。
- 神奈川県建設業課宅建指導担当にて免許証を受領します。
7:営業開始
営業開始にあたり必要なものは以下の通りです。
・宅建業免許証
・報酬額表
・宅地建物取引士証
・従業者証明書
宅地建物取引業者票:公衆の見やすい場所に掲示
・免許証番号
・免許有効期間
・商号又は名称
・代表者氏名
・専任の取引士の氏名
・主たる事務所の所在地と電話番号
従業者名簿(PCも可)
・氏名
・性別
・生年月日
・従業者証明書番号
・主たる職務内容
・入社日
・退社日
・宅建士であるか否かの別
※最終の記録から10年間保存
※一時的に業務に従事する者についても記載
取引台帳(帳簿):取引の都度記録(PCも可)
・取引日
・宅地建物の所在/面積
・取引態様
・相手方の氏名/住所/取引金額
・報酬額
※各年度末に閉鎖し、閉鎖から5年間(自ら売主となる新築は10年間)の保存義務あり